早朝イヌの散歩をしていると、トラックが並ぶ駐車場から「スース―」と音が聞こえました。
まだ朝日が出ておらず、薄暗い状況。
イヌとともに近づくと音が大きくなりました。
「シャーシャー」
猫のような鳴き声でしたが、姿は見えませんでした。
喧嘩をしているならば助けてあげないと、と思いトラックの下をのぞきました。
白く光る玉が二つ。
猫と目が合いました。
私のイヌはトラックの下に吠え続けます。
「シャーシャー」
徐々に猫が距離を詰め始め、トラック下から姿を現しました。
私のイヌは吠えるのをやめ、後ろえ後ずさり、、、、
すると猫はこちらに向かって全力疾走。
私は、慌ててイヌを抱き上げ全力で走りました。
やや傾斜のある道でしたが、一気に駆け下りました。
途中、2度ほど振り返りましたが、猫は全然諦めてくれませんでした。
早朝だったからよかったものの、誰かに見られてたら恥ずかしかったです。
坂をおりきって、大通りにでると猫のスピードは落ちていきました。
だいぶ距離が空いていき、猫は元来た道を戻っていきました。
私が全力疾走したのは50メートルほどでした。
イヌも私も嚙まれなくってよかったな、と思いました。