◇初めてのアルバイト 声出し発声練習を30分させられたその先にあった地獄◇

初めてのアルバイトエピソード

これまでアルバイトはいくつか行ってきましたが、2年続いたファーストフードでのアルバイトをする前に短期の小売り販売もしたことがありました。

期間限定で、2週間しか出店しないお店で5日以上のシフトでした。

有名なお店でしたけど、かなり職場環境と人材環境?が悪すぎて辛かったです。

自分が社会人になってから振り返ってみると、社員さんで楽しく仕事していた人は誰もいなかったな、と感じました。

面接はなんなくクリアしましたが、有給で研修が2日間ありました。

「いらっしゃいませ~」「ありがとうございました」という声出し練習。

看板の持ち方、商品の進め方、お客様への声掛けの仕方、などでした。

声出しでは、3人で行いましたが小さい声の人は最後まで、指導者がOKというまでやり続けなければいけませんでした。

単価は500円前後で、私達はアルバイトなのにかなりスパルタでした。

シュミレーションといって、お買い物ごっこなどもやらされました。

しっかりとした教育プログラムなのかもしれませんが、10代後半に対しての扱いも雑で悲しく感じました。

手を抜くこともなく、実際のお店ではしっかりと働いていました。たまたま3人が同じシフトで仲良くなりましたので、手際よくお店を回転することができました。

すると、指導者だった人が私達の前を通りすぎました。一緒に働いていた子が気が付いて、私達に教えてくれました。

5分後、その指導者は私達のところに来て「よかったじゃん。」「声出てんじゃん」とかなりフランクに話しかけてきました。

私達が研修の頃から声が出ていなかったことはありません。手を抜いてバイトをしていたこともなかったのに、わざわざ視察に来ていました。

社員として仕方ないことなのかもしれませんが、働いていて全く楽しくありませんでした。

可愛らしくて、メルヘンなブランドとは裏腹に、働いている人の瞳は真っ黒だったことが記憶に残っています。

その後も、短期販売があるとメールや電話で声を掛けていただくことがありましたがお断りさせていただきました。接客は嫌いではなかったですが、またやりたいと思える環境ではありませんでした。

色々な経験をして、私の初めての経験がいかに異常な状況だったが分かりました。
これからバイトを始める人は、こんなこともあるんだなと頭の片隅に入れてアルバイトをやってみてください。

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