◇初めてのアルバイト面接① 関西弁で罵声を浴びせられながらも合格したバイトの話◇

アルバイト面接エピソード

高校生の時に憧れだったアルバイトを始めました。

友人は蕎麦屋やパン屋を選ぶ中、私は結婚式場のスタッフをしたく面接に行きました。

自宅から徒歩20分の場所が面接会場でした。

何度も通ったことがある道でしたが、そのビルをしっかりと認識するのはこの時が初めてでした。

エレベーターに乗って5階へ。

男性1人が席まで案内してくれました。

経歴等、色々聞かれ、シフトの話になりました。

私は学業優先したかったので、求人に乗っていた通りに週1回を希望しました。特に土曜日に。

未経験大歓迎、高校生大歓迎、と書かれていたため選んだ職種でした。

面接をした男性は、少々お待ちくださいと言って、パーテーションの裏に行きました。

すると、怒鳴り声が聞こえて気ました。

「何考えてんじゃ!」「新人なんだからもっとシフト入れないと無理やろ!」

「土日は入ってもらわんと!」「それぐらいビシッと言っていわんと無理やで!」

聞いたこともない関西弁の罵声が聞こえてきました。

私はもう帰りたくなりましたが、途中で帰るのは怖かったのでただ黙ったまま椅子に座っていました。

面接した人が戻って来て、私にシフトの幅を広げて欲しいと伝えました。

私は土日だったら大丈夫です。と答えました。

結局は、そのバイトには受かりました。

しかし、4時間の研修が必須であり、無給でした。交通費も出ず、翌日同じ場所でフォークの並べ方や、ワインの入れ方などを教わりました。

髪の毛の指定もあり、髪の毛を束ねるネットが付いたバレッダと、ビールの栓抜きは自分で用意しなければいけませんでした。

数日後、初めての結婚式場のアルバイトを終え、私はここでのバイトを辞めました。

その後は、地元の知っているお店の張り紙を見てアルバイトを探すことにしました。

近くのファーストフードで募集があり、週2回、2年間続けることができました。

この時の面接はいたって普通でした。とてもいい店長さんでした。

いくつか経験したことで、私の初めての経験がいかに異常な状況だったが分かりました。
みなさんも、こんなことがあるんだなと頭の片隅に入れて、バイトの面接に行ってみてください。

タイトルとURLをコピーしました