普通に生きているだけで、ポンコツエピソードが増えていきます。
それの幕開けだったのがこの事件。
幼稚園のころ、母と一緒にスーパーに買い物に行きました。
母の足取りは早く、追いつくのもやっと。
少し距離を開けてもいいや、とあきらめていました。
ゆっくりと歩いていると母は振り返り、「ついてきてね」
一所懸命に歩きました。
母の姿を確認しながら、地面をトボトボと歩く。
すると、両肩に違和感を覚えました。
怖くて振り返ることもできません。
お母さんに追いつきたくて、歩くのをやめませんでした。
どんなに歩いても、両肩への圧は消えませんでした。
何かが私を押さえつけている。。。お母さん気づいて。。。
「お母さんー」「お母さんー」
母は、「きゃ!!」「何やっているの」
と後ろに向けて言葉を発しました。
肩の重みは消え、自由になりました。
後ろには、少年とイヌが一匹。
後日、母親に話を聞くと、両肩にイヌが乗っていたらしいです。
母が振り返ったときには、私と一緒にイヌも歩いていたと。
少年も特に注意をするわけでもなく、何も言わずに去っていきました。
幼い私には、とても怖い記憶です。
その時の犬種は今でも怖いです。犬種:ボルゾイ
