◇自分を追い込まないで◇

YELL

私は10代のころもとてもつらかった。友達にもなじめず、勉強も進まず。

大人になってから知ったことが多い。あの時知っていれば何か違ったかもと思う。

その中で、

大人になってから改めて話たりはしないけれど、よくあったことなどをお話できたらと思っています。

まず、二十歳を過ぎて知ったこと。

・20代になるまでに、知り合いまたは友達の「死」の連絡が耳に入る

このことを知ったのは、当時22歳頃でした。

親戚と話していると、このようなことを教えてくれました。振り返ってみると、

高校時代の後輩、同級生、近所の幼なじみ。色々な人がそれにあたっていました。

私は二十歳を迎える前のことでした。

バイク事故だったり、病気だったり、、、。そんなことを思うと、自分が二十歳を迎えられていることは感謝してもいいことだと思いました。

・夏休み明けの自殺率が高いこと

大人になって、子どもや全体の自殺率について興味を持った時に、夏休み明けが多いことを知りました。自分も宿題はギリギリまでやらないタイプだったため、最終日には「死にたい」と何度も思いました。友達が「はー、まじ死にたい」と言っていることは多かったですが、自分はそんな軽い意味じゃないと強く思っていたのを覚えています。特に、宿題だけではなくて試験に落ちて、追試の際。

留年か否か、という前日で、勉強していない状況の時は精神的にもおかしくなっていました。

遺書を書いて、現金を一か所の棚に入れていたのを覚えています。遺書の中には、両親への感謝の気持ちを泣きながら書いたのを覚えています。

実際に、追試はクリアしましたが、3名ほどは留年になりました。しかし、留年した人たちはやや落ち込んでいましたが、次の日はいつも通りに戻っていました。追試で落ちたことも、勉強していなかった自身のことも、そこまで責めている様子もありませんでした。「親には謝った」と話していました。

そんな軽く流してもいいことだったのだ、とちょっと気持ちが軽くなっていました。

次の試験から、勉強に気持ちが入るわけでもありませんでしたが、自分なりに勉強しました。

・意外と宿題を出さない人もいる

宿題をすること、宿題を提出すること は当たり前 という世の中ですが、結局は中学生、高校生などは内申点のため。そのためには大事なことかもしれませんが、偏差値の高い学校でも低い学校でも提出していない人は数名います。

教室で呼ばれて、ちょっと恥ずかしい思いをするかもしれませんが、

そんなことで、自分の命を絶ったり、不登校になる必要なんてないですからね。誰も望んでいないです。心の内を話せばわかってくれる先生もいます。

宿題というのは、たった一人の先生が決めたこと。

宿題というのは学校のためのもの。内申点は実力でもカバーできること。

だから私は宿題という言葉が嫌いでした。宿題でなかったらやらなかったことは山ほどありますが、

あの時苦しんだ心の痛みや傷は今も続いています。そんなことなら宿題なんてない方がよかったと思っています。

大人になってから、「宿題」という言葉から解放されたと思っていましたが、

「課題」という言葉にすり替えられて付きまとっています。課題という言葉で押し付ける概念はやっぱり理解できません。

◇ここで私の宿題ポンコツエピソードをご紹介します◇

高校1年生。英語の宿題がありました。進学校に通っていた親戚からは「宿題は自分のためのものだから。うちの学校は出さない人も結構いるよ」と聞いていました。夏休みに入り、机に何度も向かいましたが、やる気が出ず、ダラダラと毎日を過ごしていました。まあ、出さない人もいると思うからいいや、という気持ちが高まりました。

夏休み明け、特に先生から注意を受けることもなく過ぎていきました。内心では、「あの宿題やっておけば授業がもっと分かったのかな」「あの宿題の中に今の単語が出てきたのかな」などちょっと気になっていました。2週間を過ぎたころ、英語の先生に呼び出されました。

「夏休みの宿題出してないのかしら。」「ありえないんだけど。」「この学校で、あなたと〇〇と△△だけだよ」

と言われました。ややキレ気味で罵声に近かったです。

内申点が低いという正当な評価を受けるのに、なぜこんなに罵声を浴びさせられるのか、、、と疑問に思いました。

あと、私だけじゃないじゃんって思いました。(結局〇〇は出席日数が足りず退学になりましたが)

この時学んだこととして、

1、この学校(環境)では宿題は絶対に出さないいけないこと。

2、出さないと罵声がとんでくること。

3、罵声を浴びせた上、内申点は正当な評価であること

その後、学生時代の宿題についての記憶は全くありません。

高校2年の夏の宿題は出したかも覚えていません。数学や理科なども宿題はあったと思いますが果たして私はやっていたのでしょうか。。。?

もはや女性の罵声を初めて見たことがトラウマになり、強迫観念で宿題を処理していたのかもしれないです。

だから宿題を出さなくてもどうにかなります。実際に、宿題をやっておらず自ら命を絶ってしまった同級生がいました。死を知ったのちにSNS などで詳細を知りましたが、

宿題や追試くらいで自分を責めなくていいんです。嫌なら嫌で、次の手段を考えてみましょう。

学校が嫌だ、行きたくない、という気持ちなら、行かなければいい。それから考えてみてもいいんじゃないかな。社会人でも会社に行きたくなくて、休む人や遅刻する人。辞める人も山ほどいます。

学校も同じだと私は思います。

よく子どもの仕事は勉強すること。という大人がいます。勉強=仕事ならば 学校=職場であるはず。

窃盗も、暴力も、罵声も、職場と同じで犯罪とパワハラです。子どもだからって我慢することなんていらないと私は思います。辛かったら他の道だっていいじゃないか。

・低空飛行でも墜落しなければいい、と思って生きている大人はいっぱいいること

私が講師の先生の言葉で衝撃を受けた言葉です。

大人が全員、完璧を求めていて、高い位置に行けることを望んでいるものだと思っていました。

「もっとお金が欲しい」「社長になりたい」「もっとできるようになりたい」

そんな気持ちで仕事しているんだと思っていました。

でも実際は、合格ラインが50点だとしたら、

100点で合格する人もいれば51点で合格する人がいるのが現実。

そして、そもそも51点の人はもともと60点くらいを狙っている(60点くらいを取れる力)で取り組んでいることも現実。

これまで、自分のことや、自分の人生について例えを出す人がいっぱいいました。

「自分を一つの会社だと思え」「自分はパイロット。人生は操縦」

「夢というのはロケットを飛ばすようなこと。ロケット発射までに、ロケットに何を積んでいくのか」

学生時代色々なものに例えられて、大人の話を聞いてきました。

上記の言葉から分かるように、

「高く飛んでいたいと思うパイロット」と「墜落しなければ大丈夫と思っているパイロット」がいます。(実際には、墜落しても死んでいなければ大丈夫と思っているパイロットもいると思います。)

そういう大人がいるということを、知っているのと知らないのでは自分の心の持ち様が変わると思いました。

私自身は、この言葉を聞いて、切羽詰まった気持ちが緩んだことを覚えています。

高校の部活に入り、人間関係でとても悩みました。2つ上の先輩から、私だけ嫌がらせを受けました。

なぜ、私だけこんなに冷たくされるのか、自分の存在を消された気がして悲しかったです。

それを解決してくれたのは本でした。題名は忘れてしまったけれど、人間関係の本で、「いじめてくる奴は、不幸なんだ。自分自身に満足できていないから人に当たるしかないんだ」という内容が書かれていたことだけは覚えています。

それからは、何かに悩んだり人生が詰まったときには本を読むようにしています。

これまで色んなジャンルを読んできましたが、もっと早くに読んでおきたかったと思ったものを載せておきます。

◇本にまつわるポンコツエピソード◇

「20代のうちにやるべきこと」などの題名の本がありますが、私は先取りをすれば人生もっと

何かが得られると思い、10代のころに「30代のうちにやっておくべきこと」みたいな内容のものを読み、実践しようと思いました。仕事や職場でのことやお金がないとできないことが多かったですが、可能な限り実践しようと思いました。しかし、20代に入ったときに、「10代のうちにやっておくべきこと」は何だったのか、自分は実践できていないのでは と振り返りました。周りが話しているエピソードや、漫画やドラマに出てくるような「青春」の思い出もありませんでした。その心の持ち方、構え方すらも持っていませんでした。年齢によって発達段階があるように、その年齢のうちにやっておくべきことはマストでクリアしといた方が良いと 少し思いました。

以下、年齢によっては刺激が強いものもあるかもしれませんが、生活には取り込まず物語として頭の隅にあればいいと思います。適切な時期、適切な場面でもう一度見返してみるというのがおすすめかもしれません。

自信とは何か。 一度は考える言葉だと思います。学歴や、美しさ、カッコよさ、頭の良さは自信につながります。筋肉も同様。エピソードになっている漫画は面白いです。(そんなこと思ってたんかいって突っ込みたくなります。)マッチョ最高。筋肉最高。

私が人生終わらせたいと思ったときに、自分がどれだけ生きてきたのか目で見るようにしていました。

辛い期間があるときは、その期間に〇をして、一日が終わるたびに☑をつけていました。

また、漠然とした目標でも数年後の何か予定を入れていました。(こうしないと毎日が辛かったから)

数年先の楽しみまで、その期間をのんびり過ごしたりもしていました。

購入したのは最近なので、他の本でも見たことある内容が多かったですが、アンミカさんの人柄や明るさが好きで購入してしまいました。テレビのまんまの内容でした。こんな人もテレビで頑張ってるんだなーって身近に感じました。

これはおすすめです。もっと大人に伝えてほしい、と強く思いました。

こんな心を持っている大人がいるんだな。そんな人がこんな絵本を書いているんだなと世界が広がったものです。子ども向けと思わずに、どの年齢でもジーンとくる言葉が多いです。

ページをめくるごとにドキドキしました。自分が生きているだけで、明日の準備で精一杯なのに、本当はもっと自分が見えていない世界があるんじゃないか。電車ですれ違うサラリーマンたち。普通な顔して歩いているけど、実際はこんなドラマがある生活をしているんじゃないか、人の生活に興味を持てる内容になっています。(やや刺激が強めです)

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