◇教習所をよく考えないで決めると免許が取れない可能性がある◇

Driver猿り言
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運転免許証は、身分証明にもなるからあると便利。と周りからすすめられることも多いでしょう。

私は10代の頃、地方の合宿所で取得しました。教習所によって規定は様々でしたが、私がそこで体験したエピソードと、後悔についてお話したいと思います。

・合宿所に到着後、すぐに小さな教室へ案内されました。

そこには、その日に入所するメンバーが集められていて6人ほどが席に座っていました。

哀川翔に似ている人が入って来て、話をし始めました。その人は、ここで一番偉い人らしく、

話の内容は主に、「男女関係が見つかった場合、即退所させる」という内容でした。

合宿であることから男女に分けられた寮が付いていました。異性が、寮内を行き来した場合には、免許取得もなく、返金もなく、退所させるということを1時間ずっと聞かされました。

内心、そんなことはないだろうと思い、免許取得を目指し勉強していました。

食堂もありましたが、食堂の入り口には常に誰かしらがしゃがんでおしゃべりをしていました。

そこにいる人達は皆、受講生でしたが、10代の私にとっては絡まれたくないと思う集団でした。

2日間ほどは食堂でご飯を食べましたが、緊張して横を過ぎるのも疲れてしまい、近くのスーパーでパンや総菜を買って過ごすことにしました。

何度か、自習室で会う人達ともしゃべる機会が増え、4人ほど仲良くなりました。

地元も同じだったということから話も盛り上がり、4人で焼肉やラーメンを食べに行き、とても楽しかったです。このような場でお付き合いに発展したこともある人がいる、という噂を聞き、
色々な出会いがあるんだなぁと感心したのを覚えています。

・仮免に落ちると延長+追加料金

合宿は、日程が決まっています。仮免や試験に落ちると延長になります。しかも、私の合宿所ではオートマ、マニュアルの試験日が交互であったことから、再受験は翌々日ということになっていました。

その分、宿泊料金も追加になるため必死になるしかありませんでした。

・教官が独特すぎる

私はマニュアルを希望していました。講義もちゃんと聞いていたつもりですが、「2番に入れて」と言われても感触がよくわかりませんでした。色々質問をしても、教官の方言が強い方で、半分くらいしか理解できませんでした。2回ほど運転した際に、「あなたは規定の期間では無理そうだね」と言われました。毎回、教官は変わります。再度、方言が強い教官に当たったときに、その人が持っていた版(記入する用紙が挟んである板)で、手をはたかれました。

「何をやってるんだ」

私は普通に運転しているだけだったのに、教官が指示したギアに入っていなかったのが原因だったみたいです。

その後も、他の教官に当たったときに相談をし、規定内に帰りたかったらマニュアルは諦めた方がよいと言われました。

教習所のシステムを把握していなかったため、帰宅後は予定をびっしりと入れていました。

マニュアルより、オートマの方が2日短いため、変更すれば何の影響もありません。(返金はされませんが)

4日目ほどからオートマに変えました。ここまではまだ、路上に出ていません。

その後、路上運転になりました。地方だったため、田んぼの中を走っていました。

ファミレスなどがある大通りでも、車の交通量は少なかったです。

坂道を下り、右に曲がる際、「危ない。危ないよ。」

教官が私のハンドルを切りました。

「何、死にたいの。気を付けてよ。ちょっとー。」

初めての教官でしたが、とても怒られたのを覚えています。

目の前の花壇のレンガにぶつかるところだったそうです。

私の体感ではわかりませんでした。

(私の運転センスがポンコツだけだったのかもしれないですが…)

運転することがこんなにも大変なことだと思いませんでした。

・仮免中だからこそ、知ってる道を通りたかった

見事、規定内に卒業し免許を取ることができました。

1か月後、友達とドライブに行こうとなりました。助手席で様子を見ていると、私のドライブデビューをしようとなり、運転を変わってくれました。

しかし、交通量が違いすぎて進むことすらできませんでした。

「友達に怖くないの?」と聞くと

「だって仮免中によく通った道だから」と、車線の多い道も澄ました表情で運転していました。

私は、地方で取得したことを後悔しました。

半年が経ち、合宿所で出会った4人に再開することになりました。

ペーパードライバーは私だけでした。みんな一人で、運転しており、中でも一番年上だった人は、〇万キロ走った、と言っていました。

また、「初めはいい車を乗った方が良いよ。周りがぶつけないから」と助言をしてくれましたが、

彼は、外車に初心者マークを付けていました。

誰もが真似できることではないですが、そんな方法もあることを知りました。

結局、何年経っても未だにペーパードライバーです。、、、先は長いですね。

教習所のペーパードライバー講習を調べてみましたが、10万円ほどかかりました。

要検討ですね。

これから免許を取ろうと思うのであれば、よく調べて考えてから申し込むことをお勧めします。

もちろん、地方や合宿にも良さはあります。(県の良さを知れる、出会いがある、短期間で終わる等。私は、スーパーで買った地域限定のカルピスパンに出会えたことですね)

自分の生活スタイルに合った、今後の自分が運転していく過程も想像して、気に入る教習所が見つかるといいですね。

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