◇窪田正孝 舞台 2019年◇

窪田正孝鑑賞

窪田正孝主演の2019年「唐版 風の又三郎」を鑑賞しました。

メディアで、足を負傷したとの報道がありました。私はその日の午後のチケットでした。

会場時間になっても、列が前にすすむことがありませんでした。「現在調整中です。詳細については、分かり次第お伝えします。」という内容でずっと外で待っていました。

公演が予定通り行われるとなり、列が少しずつ進みました。熱烈な窪田ファンは動揺を隠せずに、SNSを調べたり、数名の年配女性達がソワソワしていたのを覚えています。

内容は、当時の私には難しく詳細は覚えていませんが、窪田さんが演じる役が精神病になり、見えるはずのないものが、見えたり、一人で話し始めたりが多かったです。

窪田さんを知ったのは、NHKでやっていた「下流の宴」だったと思います。林真理子さんの作品で、黒木瞳さんも出ていました。最終話では、彼女が念願だった医学部に受かります。彼氏だった窪田さんも喜ぶと思いきや、意外な反応でした。

窪田さんの立場も分からくもない感情。。。一緒にいた人が、離れていく感覚、自分はそんな気持ちにならない。

周りが変わっても自分は変わらないでいる。変わらないでいたい。
人それぞれ考え方があると知りました。
別に、上に行くことが大切ではなくて、現状に自分が満足していることが大切だと感じました。

堺雅人さん主演のドラマ「ジョーカー~許されざる捜査官~」にも出ていて、彼の最後の一言は衝撃的でした。

その後も、デスノートやNHKの連続テレビ小説など様々な作品にでていました。川口春奈さんの彼氏役の「ヒモメン」は今までの作品のイメージとはギャップがありすぎでした。

「唐版 風の又三郎」 の舞台では、声がとても綺麗でした。息遣いや笑い声など、セリフのないところでも、印象的でした。足を負傷していたということから、車椅子で出演していました。内容も変わっていたことを、鑑賞後しりました。急遽、飛ばしたシーンや、座っていても違和感のない構成になったと知りました。その対応力や、柔軟性などもすごいと思いました。最後のシーンでは、飛行機に乗り操縦席に座っていました。車いすから移動の際は、近くで出演者の手を借りて乗り移っていました。(スムーズで全く違和感はありませんでした)

終了後はスタンディングオベーション。ファンの皆さんは感銘していたことを覚えています。「よく頑張ったね」などと声掛けをしている方もいました。

私は電車の時間があったので、余韻もなく扉から出ました。階段を下りて、駅に向かう直線を歩いていると、目の前から歩いて着た一人の男の人に声をかけられました。
手を差し出され、「〇〇ですけど、取材いいですか。」「窪田さんは足を怪我されていたと思いますが、どんな状態で舞台に立たれていましたか」新聞か雑誌の記者だったようです。手にはボイスレコーダーを持っていました。

この情報を話していいのか、窪田さんの熱烈なファンでもないのに申し訳ない、と思い、5秒ほど沈黙したあと、「すいません、急いでいて・・」とその場を離れました。翌日、舞台の内容などがメディアに掲載されていました。このように、情報収集しているのだと知りました。
声を掛けられたのは私の人生でも初めての体験でした。

また、舞台などがあれば行きたいと思います。

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